よくも半年分も溜め込んでいるわね、と言うわけでサクッと!
パンドラの鐘
@シアターコクーン
0611
『フェイクスピア』観劇以来、野田秀樹についてもう少し知りたいなと思い観劇。U-25チケットがあったのも有り難かった。
『フェイクスピア』を観て難解に感じた構成が他の作品でも共通しているらしいと気づけたので良かった。イメージを見せるというのをかなり長い時間かけて、そこからメッセージに最短距離で飛躍してくるというような印象かな。
『パンドラの鐘』は直球の反戦の祈りだった。シアターコクーンだから出来るラストの演出も胸に響いた。センターブラックで観たかった。
演劇ドラフトグランプリ
@日本武道館
0614
暴太郎戦隊ドンブラザーズショー シリーズ第1弾
@シアターGロッソ
0625
まだキャラクターが固まる前に始まった第一弾公演。噂に違わぬニセモノ感でゾクゾクしたが、オニシスターの絶叫で終幕するのが「ドンブラらしさ」全開で最高。
読奏劇「猿ヶ島」
『"朗読"という楽曲のMusic Videoを届ける』 をコンセプトにした企画「読奏劇」で梅田瑞樹が太宰治の『猿ヶ島』を朗読した。
【 Dream Stage -読奏劇2021- 】「猿ヶ島」<ダイジェスト> - YouTube
ドラマとも通常の演劇の配信ともまた違う映像作品としての性質も朗読劇としての性質も上手く活かした良質な作品に仕上がっていた。
期間限定で無料公開された映像をYouTubeで視聴したが、公開終了間際にクオリティの高さでかなりTwitterのタイムラインがざわついていたのをよく覚えている。実際すごかった。
語り、私、彼のすべてを梅津が演じたが、自己との対話に回帰していく『猿ヶ島』という作品の性質上も相まって非常に緊迫感溢れる作品だった。
映像作品でありながら演劇的なセットの組まれ方が成されていて「読奏劇」の名に相応しい仕上がりになっている事とこれを映像で観ても不自然に感じさせない梅津瑞樹の語りと芝居の上手さが織り成す極上の時間だった。
Blu-rayは買えるようです:Dream Stage-読奏劇- Blu-ray | Dream Stage -読奏劇- | A!SMART
ダブル第二十七幕
何がヤバいって多家良の「よそで死なれるのもやだ……」だと思っていて、『ダブル』序盤では「友仁さんが作り上げた役作りを多家良が裏切ることによって2人の役が完成する」だったのに多家良はもう1人で物語の核心にきちんと辿り着けるようになっている……という…………。
少なくとも私が「飛龍伝」履修して一番残っているのって熊田と山崎の間にある仄暗い執着だから、多家良のあの一言めちゃくちゃ核心だと思っている。
あと環境がその状況を作り上げただけでやっぱりこの2人は表裏一体なところがあるんだわね〜〜というところをめちゃくちゃ高い解像度で理解して解体して再構築したのが稽古場のあの一連の流れ……………この漫画面白すぎる。見事としか言いようがない。
早くまとめて読みたいのでなんとか5巻収録版までは早めに描いて欲しい気持ちがある。