舞台『ダブル』
@紀伊國屋ホール
このブログ至上最も気合の入った批評文を書いた。2023年、かなりこれを書いて満足してしまった節がある。
鍋のシーンで多家良が「言っちゃダメかな」って言ってる時の友仁さん(要はイマジナリー友仁さんなわけ)の表情がポーッと融けた顔で多家良を見つめていて、で、その顔って他にもやってて多家良が芝居してた時なんだよね。この友仁さんって演劇の具現化として多家良に強烈に「恋」してるんだなって。
— かちん (@loveholiday128) 2023年4月7日
友仁さんがベランダの植木に水をやった後雨が降ってきて「やらないで良かったな」ってつぶやくの超好きで、あれは単純に水やり無駄だったなにかけて「友仁が多家良に水をやらずとも周りがやる」もあるし、もっと言うと「環境が水をやるのに友仁まで水をやったら根腐れしてダメになるよな」まである
— かちん (@loveholiday128) 2023年4月7日
あとラストの鍋のシーンで「やっぱり好きだ。……友人さんの味付けが」って言う多家良に「オチつけたつもりか?」って友仁さんが言うのが、友仁さんの言葉としては「?」なんだけど舞台『ダブル』全体として己に言ってんのかなって思った時すごい良いなと思った(笑)落ちてねぇもんな!確かに!w
— かちん (@loveholiday128) 2023年4月7日
仲良くもない愛姫の腕掴んで「二役大変ですね」って声掛けるのはマジで普通にキモいおっさんなんだけど(その上嫉妬してるから目が怖いし)、あのなんでもないきゅうりの切り方を支持してるだけの時までウェットな嫌な感じが出ているのが凄かったな。玲央くんの友仁さんは。
— かちん (@loveholiday128) 2023年4月7日
あれって舞台では表現されなかった「初級」の演技指導して愛姫に嫌な顔されているところとほぼ同じ心理の表現がなされる場面だからさ、脚本または演出も上手いなって思う。
— かちん (@loveholiday128) 2023年4月7日
記事には書ききれなかったが当然永島敬三もかなり良かった。
キャストと配役が出た時「どうせ飯谷宗平役は建前で兼役盛り盛りのなんでも屋さん(メインは華江)なんでしょっ♪」と思ってたのに開幕から終幕までずっと飯谷であり続けたの凄かったな。漫画『ダブル』の舞台化作品としては完全にいらん役なのに敬三さんが良すぎて。
— かちん (@loveholiday128) 2023年4月1日
マジで「劇団英雄は主宰のワンマンなところがあるけど友人さんが勉強熱心で演劇にものすごく詳しいから上手くやっていけてる」って台詞を敬三さんの姿形をした人に言わせるってどういう自傷行為なの 劇団柿喰う客は主宰がその「勉強熱心な演劇オタク」なわけですが…………
— かちん (@loveholiday128) 2023年4月2日
【舞台ダブルアフト】
— かちん (@loveholiday128) 2023年4月6日
全員ダブルジャージ着て登場して自己紹介。炬燵を囲む(中屋敷のみベンチプレス)で喋る形。
出演者に井澤勇貴がいるとめちゃくちゃ良い写真がいっぱい見られる!
インスタの井澤さん撮影のオフショット。全部良いけど、ストッキングに包まれた脚を更に覆うダブルジャージを四角い隙間から覗く構図の写真が入れ子に入れ子を重ねた舞台『ダブル』を表現しているかのように思える。 https://t.co/pTdl82lPBq
— かちん (@loveholiday128) 2023年4月7日
TRUMP series 15th ANNIVERSARY
『LILIUM -リリウム 新約少女純潔歌劇-』
0415
情緒がおかしくなって終演後ひとりゲームセンターで無駄金を溶かした。
単体の作品としては楽しめるが年表を眺めて作品を観る才能がないので正直に言ってしまうと末満作品とは相性が悪い観客なのだが、初めて観たTRUMPシリーズ作品の初日を劇場で観られて嬉しかった。チケットお譲りいただきありがとうございます。
ラストシーンのリリーの咆哮の凄まじさと反りに感じる身体性、ファルスのもちもち赤ちゃんっぷり、マリーゴールドの陰気さなんかは「知っている」彼女らである一方で、マーガレットが全く違った方向へのアプローチを感じる仕上がりとなっていたのが良かった。
ナスターシャムちゃんがちいさくて小動物みたいでかわいくて夢中になった。
饗宴「熱海殺人事件〜ザ・ブランニューデイ〜」
@RESTAURANT BAR DisGOONieS
0423夜
友人各位に「これは観ておくべきなのでは!?」と太鼓判を押されて急遽観劇。
新しい「熱海」であり、かつ各団体が上演する正史の「熱海」と比べても極めてつかの思想を感じられる「熱海」。とんでもない作品だったし、何より面白かった。衝撃的かつ刺激的。良い作品に出会えたので何かしらの形できちんと文章化しておきたい気持ちがある。
すっっっごい「熱海」だった!大幅改訂が為されていたのにも関わらず核にあるものは「熱海」でしかなくて、それは「熱海」が普遍で不滅であることの証左であり、つか愛・熱海愛を強く感じた。そして銀座で観る木村伝兵衛もやはり宇宙一美しくて涙が出た。傑作。 #饗宴熱海 pic.twitter.com/HWpcoV7xFV
— かちん (@loveholiday128) 2023年4月23日
4月末はぼくプリの情報解禁もあり楽しかった〜。
かなり真剣にキャスティングダービーしたのに掠りもしなかった。
そしてここでもキレたりキレなかったりしていた。