9月は暇で元気も有り余ってたので漫画をたくさん読んでました。
『呪術廻戦』
8月に見始めたアニメの視聴を終えて原作を読了。現在本誌を追いかけている。虎杖悠仁くんほど立派な犯人はそういないよ。
作品内「最強」キャラが主人公の世代にいないこと、かつて共に在った「最強」の挫折……とかのあたりが今の時代や若者の閉塞感とマッチしすぎていて「俺たちの物語だ!」と思えるところがどうしようもなく好き。「呪術師ってちゃんと給料貰えているんだろうか……」というところが最近気にしているところ。エッセンシャルワーカーこそ薄給なのがこの世だったり……するじゃないですか…………
副読本:第2回 罠の外を知っているか?――『呪術廻戦』論(1)|くたばれ、本能。ようこそ、連帯。|高島 鈴|webちくま(1/3)
正直序盤は物凄く面白い漫画というわけではないのだが(と、私は感じている)、そこが作者・芥見下々の可愛いところ……というか個人的なキュンポイントであったりするとも考えている。読んでいて感じるのは、読者とコミュニケーションを取る気がないというか、「この人もしやコミュ障だな……?」と思ってしまうのだ。も、モエ……!ずっと好きに暴れてて欲しい。その割には思う存分暴れるための努力はかなり徹底してやるタイプでもあるので、その辺りも「俺たち仕草……!」と思ってしまう。
そんな芥見下々が暴れ出すのが8巻から9巻にかけてで、その後の「渋谷事変」編以降のキレキレさといったら!わたしは関東出身者でもないが、かといっていわゆる田舎出身でもない宙ぶらりんの人間であるコンプレックスが妙にあるので、この盛り上がりとパワーは羨ましさすらあったりもする。
12月24日公開の劇場版は本編の前日譚「0巻」なので初心者でも楽しめます!楽しみです!
『ブルーピリオド』
受験編が終わったところまでしか読めてないが、とにかく5巻が大好き。「海が見たいと言ったのさ」なので!
放送中のアニメもふんわりと追っていて、森先輩を演じる青耶木まゆの演技がいっとう良い。
【ブルーピリオド(5) (アフタヌーンコミックス)/山口つばさ】「海が見たいと言ったのさ」……! → https://t.co/VO4W5uUKr9 #bookmeter
— かちん (@loveholiday128) 2021年9月8日
【ブルーピリオド(6) (アフタヌーンコミックス)/山口つばさ】「何かを媒介にして人と繋がることが出来ること」が描かれている物語として愛した『ブルーピリオド』がこのようにピリオドが打たれること、… → https://t.co/BNuNse8ZSD #bookmeter
— かちん (@loveholiday128) 2021年9月8日
『ダブル』第二十六幕
ダブル - 野田彩子 / 第二十六幕 テンペスト | コミプレ|ヒーローズ編集部が運営する無料マンガサイト
祝!連載再開!“今切愛姫とかいう[ネタバレ]”の切れ味!
『ドライブ・マイ・カー』を観た後のドライブ回だったので個人的に大変良かった。野田彩子の別名義新井煮干し子の『先輩は女子高生♂』のドライブシーンも良いんですよ……ラストの妙にスカッとする感じが作者らしくってたまらない……
狐晴明九尾狩
@赤坂ACTシアター
0918昼
実写化の際は夏油傑役向井理で!頼みますよ!
『ドライブ・マイ・カー』
村上春樹が苦手な方なんですけど(少なくとも教科書に載る……つまり国語の問題にするには適さない小説ではないですよね?という考えからであって、小説として向き合ったことはないのだが)、良い映画だった。他人と狭い空間を共有するとき、手話という言語に耳を傾けるとき、雪のなか、その静けさが美しい。
私は子供の頃に手話が当たり前に存在する状況で育っていて、それを誇りに感じているのだが、そういうものが「ただそこに在る」だけであることが心地よかった。
他言語での演劇は字幕に目を奪われがちになって役者の動きを感じることが疎かになるだろうからどうなんだろうと感じたが、手話を用いた演劇は面白いと思った。
— かちん (@loveholiday128) 2021年9月1日
音に依らないせいか言語でありながら言葉を凌駕して伝わるものがある。身体表現のひとつとして受け取ることが出来るからかもしれないし、私が手話に馴染みがあるからかもしれない。韓国手話は割と日本の手話に似ている。
— かちん (@loveholiday128) 2021年9月1日
『リョーマ! The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様』
Decide/Glory
かなりぶっ飛んだ設定やストーリー展開なのだけれど、それを受けたファンの反応に対して「長い年月の中で培われた信頼、そしてコミュニケーションだ……」と思い妙に感動した。
Decide観てすぐにもう一度柳生比呂士が観たくてGloryも観た。
宝塚歌劇『銀ちゃんの恋』
0910 U-NEXT 配信
宝塚でやるつかこうへいにイメージが湧かず気になったので視聴。
知ってる物語なのに知ってる文法じゃないだけで全然違って見えて、
最近「知らない物語を知ってる文法で演る」は何度も観ていたけど逆はなかなか無いので新鮮だった。
どこの銀ちゃんでも「上がってこいヤス」はかっこいい。