8月はしばらく在宅勤務になったので音楽(ジャズとか)を流すと良い感じになると考え、スピーカーを購入した。
いま住んでいる家は線路が近くて高頻度で電車の音がすることもあり、舞台の配信なんかの音声が聴き取りづらいためこれが視聴を尻込みする一因となっていたのだが、単純な音量の問題だけでなく音質が改善されたことで聴き取りづらさがなくなったので想像よりずっと快適になった。今でも配信ライブを買うことが多い人は音響を整備するのは良い手だと思う。
縦置き、横置き、吊しておくが可能ですが、SONYの回し者の友人によると自分の正面に横置きしてEXTRA BASS modeが正解だそう。
大パルコ人④マジロックオペラ『愛が世界を救います(ただし屁が出ます)』
@PARCO劇場
0821夜
多様性の時代に送り込まれたマジロックオペラ(とは何ぞや)!
戦争により荒廃した渋谷で浮浪者として暮らすにじろー(村上虹郎)が祖父を探すため田舎から上京したNON(のん)と出会う、ボーイ・ミーツ・ガール。ふたりの共通点は超能力が使えること。ただし残念なことに能力を使うとNONは変顔に、そしてにじろーは屁が出るのだった。にじろーは好きな子の前で屁を出ることに躊躇いが生じ、やがて未来を予知することをやめるようになる。
2人はひょんなことから藤井隆演じる大江三千里というシティ・ポップ歌手と共にアーティストデビューをし人気を集めることとなる。多様性を認める「芸風」の大江が企画した「LGBTQEYC5H音楽祭」にも参加することになるが、実は大江は行き過ぎた多様性を重んじる社会に密かに怯えており、この音楽祭にて爆破テロを計画をしていた。
キャッチーな歌の数々、YOUNG DAISから繰り出されるラップはどれも楽しい。
のんは正直演技のテクニックがあるわけではないが、驚くほど華がある。PARCO劇場サイズでも、初登場時から板の上に立つとパッと場が明るくなるような感覚を覚えた。村上虹郎はとにかく何をやっても上手い。芝居も歌も身体性も総てが良い。
これはなんとなーくぼんやりそうなのかなという気がしただけでまだ「そうです」とは言い切れない話なんだけど、今後ものすごくスカッとする話ってあまり生まれてこなくなるのかなーーと思ったり。
というのも「多様性を認める」ことってそれぞれの正義をなるべく侵すことなく認め合うことだよなと感じているので、どちらか一方に偏り過ぎる作品はマズい感じが出てしまう気がしていて、そういう構図ではやはりスカッとはしない気がするのだ。一方で勧善懲悪ものは流行しているので単純な話でもないのだと思う。ただ「悪を断ずる」姿って前時代的に写る気がする。
『フォーティンブラス』
@シアター・コクーン
0822昼
知ってる文法で知らない話をすな!
スヌーピーミュージアム
ずっと行きたかったスヌーピーミュージアム!魅力的なキャラクターから紡ぎ出される哲学的な言葉の数々はもちろん最高なのだが、『PEANUTS』は言葉で語らない回での表現が冴え渡っていて、コマのひとつひとつに神がかったセンスと構成力が感じられてグッとくる。 pic.twitter.com/VICcfC6F78
— かちん (@loveholiday128) 2021年8月28日
企画展「スポーツは人生のともだち」では大好きなスパイクについて言及されていて嬉しかった。スパイクは孤独を遊べる優秀な犬。 pic.twitter.com/gnHA3uLkGk
— かちん (@loveholiday128) 2021年8月28日
Pale Blue Melt
@ラフォーレ原宿
0828
『ゆめうつつ』のフレーバーがやさしくてあたたかくてあまくて、わたしが大好きな楽曲の味だ!と感じられて感動した。濃厚なカスタードの味。 #PaleBlue_Melt pic.twitter.com/aqwFyVHyog
— かちん (@loveholiday128) 2021年8月28日
『シェフは名探偵』
メインキャストもさることながら、ゲスト俳優のキャスティングが毎回素晴らしい。知ってる顔もそうではない俳優も、役によく合っていて、演技も良い。
楽しみにしていた第1話の井上小百合と玉置玲央も良かったが、第6話に登場した「プロメテウス少女歌劇団」の人気男役の出待ちや差し入れをしている熱狂的なファン・マキコを演じた辻凪子の粘着質な感じだとか、人との関わり合いが苦手な様子のリアリティが凄まじかった。北斗なつみが結婚して引退することを受け入れられずにいたマキコに主人公のシェフ・三舟忍は自分の人生を生きるよう諭すが、その柔らかさもまた良かった。
『大豆田とわ子と三人の元夫』
最終回まで視聴。特に最終回は全てのシークエンス、主題歌に至るまで全部が良いドラマだった。
唄が西園寺くんの「いい奥さん」になろうとすることとそれを止めようとするとわ子のバランス感覚が凄すぎた。私は綿来かごめが生きてゆけない世界に絶望するけど結局世界は「そう」であるように、「ライフをハック」しようと思うとそういう選択肢を選ぶことが「賢い」ことになってしまうよな、と。
こういう……とか雑な表現をしてしまうが、こういう物語を楽しむとき、「言っても大豆田とわ子って雇われとはいえ社長だし、家族や気にかけてくれる人もいて、なんだかんだ恵まれてるじゃん」というようなくさし方をしまいそうになる自分がいるのだが(特になんとなく心が弱っているときは)、こういう考えが過ぎってしまった己を癒やす最終回EDのSTUTS & 松たか子 with 3exes - Presence V (feat. T-Pablow)が挿入されるあの美しさ!“汚れた靴でもお気に入り 自分らしく生きられたらいい 誰かにとって高級品 でもそれは俺に必要じゃない”!
『ハコヅメ~交番女子の逆襲~』17巻
143話で早朝から呼吸困難になるほど笑ってしまいご近所に迷惑をかけた可能性がある。
アンジャッシュのコントとかが好きな自分が喜んでいる気がするのでエンタの神様が好きだった人は好きなんじゃないかな、ハコヅメ。適当に言っていますが。
『ハコヅメ~交番女子の逆襲~』別章 アンボックス
こっちはアンジャッシュのコントじゃない方の「ハコヅメ」!