感想文としては満点

演劇と言葉あそび

記録:2022年8月

舞台『漆黒天 -終の語り-』

@サンシャイン劇場

0821昼

中止続きでヒヤヒヤしましたがなんとか現地で観られました。3回チケット取るなどして割と紆余曲折を経た。

「梅津のBL」として見に行ったら想定外の方向に痴情がもつれていた(もつれすぎてもつれてすらいない)ので若干困惑したが、真嶌千蛇(加藤大悟)が大体美女丸でテンションが上がった。この世には美女丸ちゃんの概念からしか得られない高まりがある。

暴太郎戦隊ドンブラザーズショー シリーズ第2弾「鬼アツ!Gロッソで祭りだ祭りだ!新たなる戦士ドンドラゴクウ見参!!」

@シアターGロッソ

0820

ヒーローショーの「型」だけでなく『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』の型までもを破る手法が鮮やかで、さすがドンブラザーズのヒーローショーだった。

ヒーローショーを観たことがないと想像がつかないかもしれないが、素面公演じゃないGロッソのヒーローショーは固まりきっていないキャラクターや役者のものではない声でニセモノ感が醸し出される(私もドンブラザーズでしか観たことがないのでドンブラザーズだからなのかもしれない。わからない、ドンブラザーズの何も。)。そのニセモノ感を逆手に取って、初っ端に「ヒトツ鬼になってしまった研究者によって、闇ジロウが創り出した世界でヒーローとして怪人(ヒトツ鬼ではない一般的なヒーローショーの中に登場する怪人)とドンドラゴクウが闘う」という設定を創り上げる剛腕さがかなりスゴすぎた。井上敏樹脚本じゃないのにとんでもなく「ドンブラザーズ」っぽい。

そもそもお化けの怪人が出てきて「今からここをお化け屋敷にしてやる!」と宣言したのに対して「させるか!!ここは今からオモロ屋敷だ!!!!」っていう開始10分でサビかよみたいな返しをする破壊力。そして突然OPを踊りながら闘い始める。何? 全部唐突。

ドンドラゴクウが最後の客席練り歩きファンサタイムで急に投げキス乱れ打ちし始めたのが「オマエ、そんなにチャラい感じだったのかよ……!?」と衝撃だった。

舞台『刀剣乱舞』綺伝 いくさ世の徒花(配信)

舞台「漆黒天」観劇当日に家から一番近いファミマでチケットを発券しようとレジに並んでいたちょうどその時に中止が発表され残念に思っていたら、フォロワーに配信を奢ってくれた。何故かわからないがありがとうございました。

刀にわかなので大体「なるほどね〜〜?」と言いながら観てた。