感想文としては満点

演劇と言葉あそび

11月の観劇まとめ

 みんな〜〜!!!来年の熱海が発表されたよ〜〜〜〜〜!!!!!!!!あらゆる木村伝兵衛を愛してみせます。妻なので。

 11月は様々な方のおかげで色んなコンテンツに触れることが出来ました。感謝!

 

「CATS」

@キャッツ・シアター

1109昼公演

 誘われて行った。誘ってくれた友人が読んでいたら申し訳ないのだが、スターが演る演劇がいっとう好きなのでスター制度を意図的に廃止している四季とは真逆の嗜好であり正直相容れないところがあるなあと思っていたため(ライオンキングは観たことがあるが好きになれなかった…)楽しめるか不安だった。結論としては案外楽しめた。というのもキャラクターとしてのスターがいたのでその猫を推せばいいのだなあと観ながら気付いたからだった。ラム・タム・タガー、木村伝兵衛のようだった。愛した。

 

ENSEMBLE STARS! DREAM LIVE 4th Tour “Prism Star!”

@幕張メッセ

1117昼公演 SCATTER

 「広義の2.5次元コンテンツとオタク」というようなテーマの話に興味があるので興味本位で連れて行ってもらった。もう少し詳しく興味のある点を述べるとするならばオタクは何をもってあらゆる次元やコンテンツに在るキャラクターを「いる」と感じるのか…ということに興味がある。今回を例に挙げると(身もふたもない言い方をするならば)2次元キャラクターの映像を流すことで「ライブ」として成立するのか?とか、オタクはそれをどのように捉えて「応援」しているのか?というような観点でみにいった。

 実際に観た実感としてはキャラクター存在性の依拠は綻びにあったように思う。朱桜司くんのダンスがすっとこどっこいであるとか、月永レオのターンの軸のブレ方が食べてない人(痩せた人)のブレ方であるとか、とにかく芸が細かいと感じた。新たな発見としては2次元キャラクターも見得を切れるんだということ。氷鷹北斗さんが血統で見得を切っていて感心した。

 生バンド配置したのは良い判断。ギターが紅月でめちゃくちゃエキサイトしていて最高だった。

 意外にもオタクはこのライブにライブ感は感じていないようで、アンコールもみんな座っているし(遅刻しそうになって走った疲れが残っていたので申し訳ないが私も座った内の1人のため特に誰に何を言えるわけでもないが)、狂ったオタクがいなくてそこは残念に思った。こういう形のライブって如何にオタクが狂ってるかが盛り上がりの要であるはずなので。埋まるとはいえキャパが広すぎるのでは。

 

劇団朱雀 復活公演

@紀伊國屋サザンシアター

1130昼

 約束された勝ち。とはいえ大衆演劇は初だし身体表現や時代劇に苦手意識あったのだが、1部の舞踊は長すぎず短すぎずいい具合に摂取させてくれたし、2部の芝居はストーリーはわかりやすかったしメタいところも楽しめて大変面白かった。3部は勿論得意分野!ソーレソレソレ!お祭りだ〜!ガチガチの大衆演劇もこのような感じなのかは知らないが、構成の勝利。

 もう一回、もう一演目くらい観たいが絶対観るたびキマッてくるのわかるので怖い。でも観たい。身体と相談したい。情報量が多くてマチネ観ただけでヘトヘトだった。舞踊の拍手のタイミングだとかが徐々に慣れはするが知らない文化だった。

 

 大衆演劇みてみたさ2割、早乙女兄弟みてみたさ4割、そろそろ創くんに会いたさ4割でサザンシアターに向かったのでいつもの創くんすぎて安心した。創くん、どこにいっても「そう」なのね…サザンシアターでもティッシュ撒いてるし…。

10月の観劇まとめ

ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 秋の大運動会2019

@横浜アリーナ

1008/1009

 集中力がない上にアリーナクラスの会場が苦手なので、とりあえず騒ぐだけの人に成り下がった。知能指数0でも楽しめるテニミュです。

 青9って現役時は「仲良くない」だのなんだのという声もあったけれども、実はすごく仲がいいというか少なくとも出演時の事を大切にしてくれている人達だと思う。オタクの欲目かも知らないけど。それが見えたのが宇野くんが代表してコメントしていた時で、定本くんがDreamLive2018の青学トークコーナーと同じ動きをしていて嬉しかった。思わず「懐かし〜い!!!」と叫んでしまったものな。

 

フラガール - dance for smile - 」

@日本青年館ホール

1019

 日本の片田舎のレ・ミゼラブルだった。

 

THE MIX UP Vol.2「売春捜査官〜ギャランドゥ」

@テアトルBON BON

1026

THE MIX UP Vol.2「売春捜査官〜ギャランドゥ」 - 感想文としては満点

THE MIX UP Vol.2「売春捜査官〜ギャランドゥ」

 “いま、義理と人情は女がやっております!”で締められる「売春捜査官」は基となった「熱海殺人事件」にも登場する木村伝兵衛、その部下、二人の元に転任してきた熊田、そして犯人大山金太郎の基本の四名に加えて愛国心を持つ事を許されなかった朝鮮人の五人を中心に物語が進む。

 「熱海殺人事件」は普遍的な差別と人の心に立ち向かう作品であるが、「売春捜査官」はある程度時代に即した作品作りがされていることは前以て知識として得ていたし、実際に観ていても感じられた。しかしこの作品の初演は1996年であることを考えると未だに足踏みしているような気になり、落ち込みも覚えた。

 「熱海殺人事件」に見られた木村伝兵衛の持つ神性は各々の登場人物に分業され、ついには誰もが神になれずに物語は幕を閉じた。この作品を観ても「熱海殺人事件」を観劇後のような晴れやかな気持ちにはなれなかった。それが何よりも悲しい。神様さえ失った私たちはどうなってしまうのだろう。

9月の観劇まとめ

 9月もお疲れ様でした!まだまだ暑いですがテニミュがある限り年中無休で夏だそうなので仕方ないね。案外暇がないので更新が滞っております。書きたい。

 

「絢爛とか爛漫とか」

@青山DDDクロスシアター

0901

 良いものを観た。美しくて、痛くて、刺さるのにさり気ない。脚本も役者も抜群に良かった。

 

ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 全国大会 青学VS立海

@多賀城市民会館

0907昼/0907夜/0908昼/0908夜

 多賀城が〜!大好き〜!牛タン!モ〜!

@TokyoDomeCity Hall

0922夜/0928昼/0928夜/0929昼/0929夜

 越前リョーマは宇宙一かっこいい。

 

「御披楽喜」

@本多劇場

0914昼/0919夜(乱痴気)

 中屋敷さん、とんでもねえ人だなあ。

 

 取り急ぎこんな感じで。10月もそこそこ忙しい感じです。困ったなあ。

 そろそろ熱海が観たい発作が出てきたのですが、今月は売春捜査官があるヨ〜♡嬉しいな♡