感想文としては満点

演劇と言葉あそび

記録:2021年6月

 新装・紀伊國屋ホールの幕が開いた6月!忙しすぎて記憶がすっぽり抜けている。

新・熱海殺人事件

0610(初日)/0612/0613(兒玉遥ゲスト回)/0616(スペシャルイベント)

 正直「新」と銘打つには新規性のない公演だったので残念。

 スペシャルイベントではやっと味方良介の菊の花スプラッシュを浴びられたので、やっと無事に成仏出来た。「あのドアを出ると〜」では何らかの重力に抵抗する姿が見られて、珍しいものを見た感覚だった。

 以下の記事でコロナ禍の紀伊國屋ホール荒井敦史の木村伝兵衛部長刑事の変遷について書きました。

boogiewoogie.hatenablog.com

滅多滅多 乱痴気

 平日公演の観劇が難しかったので配信を視聴。加藤ひろたかによる“ちょっとえっちなおねえさん”が最高。

 しかしこの『滅多滅多』、仕掛けが多い。公演後、動画も公開された。

www.youtube.com

A.B.C-Z 今夜はJ's倶楽部 NHKラジオ第1(6月1日)

 恐怖のとつごミニドラマ回。怖い。

『ムギくんの胸のうち』1〜3巻

 触手エロBL漫画でありながら人間と人間とのコミュニケーションがテーマの根底にある名作。新井煮干し子の「人間」への解像度と関心の高さあっての為せる技。更に作者の手数の多さにも震える。現在ゲキオシ漫画。

未来を創る、2作連続の『熱海殺人事件』多和田任益×岡村俊一Pインタビュー

 紀伊國屋ホールこけら落とし公演関連で最も興味深かったインタビュー。多和田さんが初めて出演した「熱海」である『熱海殺人事件 NEW GENERATION』の話から、石田明の熊田についてや、過去に「モンテ」に出演されていた阿部寛さんの当時の裏話、「モンテ」は実はあの作品を元にした作品だった……!という話などなど。つかこうへい没後の「熱海」の歴史から「ニュージェネ」に至った発想、携わった演出家それぞれの多和田さんから見た違いまで!盛り沢山のインタビュー!

enterstage.jp