シェリー酒初めて飲んだ芝居小屋 提灯と血の色したジャージ
想い出にならない君の日常の流れ着く場所はここじゃないよ
柔そうで猫のよな背にわたしのも乗せていいかな 皆に内緒で
私だけ気付いてるのかな私のときめきも君の我儘って
君の好きなタイプを考え始め負けた気持ちになる帰り道
其の白さジャスミンのよう 舞う君は異様(ことよう)に煌めく
えくぼの秘密下さいな 君のこと書かれたマニュアルは無くていい
あいのひとと呼ばれている宇宙人「あい」を教えてもっとたくさんの
風邪引くよ早く出なさいと言えるわけがなく泣く私は母ではないから
ときめきはいつも突然に忍び寄るそうね例えば悪魔のように
二年ほど愛した壊れた玩具(おもちゃ)を懐かしまない 進んでいいよ
籠の外で思い込んだ「鳥達は永遠にマイケル映るテレビ観てる」と
私がブスになっちゃったらそれ蜂蜜に溜息隠せないせいだから
圧し折られたナルシズムはもどかしい ゼリーのようにかたまったジュリー
お茶会 合言葉はマジマジカル いたのはウサギじゃなくてキツネ
報われますようにとしか言えない白く細い肢体は宙に
天才の名前に落書きされてる脳味噌の中身とか色、意外と普通
おそらくひとりのおじいさんだけが正体知ってたの 汗かく犬の
ふにゃりとした絵空事の口付け何度読まれたことでしょうか
星に育ったおうじさまの歌声意外と折れない百合みたいね
この道は僕の道と判断したまだつよいいきものだったとき