感想文としては満点

演劇と言葉あそび

【本日の現場】Hello! Project 20th Anniversary!! Hello! Project 2018 WINTER ~FULL SCORE~/〜PERFECT SCORE〜

2018年1月20日〜1月21日 計3公演 @オリックス劇場

 ハロー!プロジェクトのメンバーが一堂に会するハロコン、特に好きなグループが少ないとどうしてもセットリストによっては全然楽しめなかったりするわけだが今回は残念ながらどちらかといえば楽しめなかった方だと思う。残念。ただ、自分の精神状態によっては可愛い女の子がズラッと並んでいるだけで嬉しくて泣いたりもするのでもはやセットリストは関係ないのかもしれない。定期的に自分を写す鏡みたいなもの。それを差し置いても20周年ということで黄金期にファンをしていなかったわたしとしては構成がつらかったが、20周年記念と銘打っているわけだし今回つまらなく感じたことはある程度は仕方のないことなんだろうな。

 「ミニモニ。じゃんけんぴょん!」なんかはこれから生きていく先でもコールしないだろうし、するとは思ってなかったので素直に楽しんだ。「昔、ミニハムずのアルバムが家の車に乗せられてたな」とか思い出したり。トップアイドルって世の中すべての人間の生活に寄り添っていたりするんだよね。素直にすごいと思う。

 ガタメキラが楽しくて、るるちゃんが好きな自分を嬉しいと思った。「VIVA!薔薇色の人生」は最高。朋子のことはずっと好き。

 最終的にベリキューつんくちゃんはすごいという結論に落ち着いた。

 

 

2018年3月2日 IVVYのインストアライブを観に行ったのですが、1つ記事を上げるほどではないかなと思ったのでここに書いておきます。

 楽しかったー!千里セルシーくらいしかインストアライブに行った記憶がないので、普通にスタスタ通路歩いてステージまで来るのが面白かった!

 すこぶる顔が綺麗な人間とCD2枚で10秒握手出来ます。2〜3往復くらいは会話のラリーが出来る。

【本日の現場】熱海殺人事件 CROSS OVER45

2018年3月3日昼公演 @紀伊国屋ホール

 春だー!熱海だー!味方だーーー!!!!

 というわけで観てきました、「熱海殺人事件 CROSS OVER45」。すっごく楽しみにしてた。戸塚祥太が大山金太郎、主演・演出は少年隊の錦織一清というイレギュラーなタイプの「熱海殺人事件」で熱海デビューを果たした私だが、熱海は今の私を形作るひとつのパーツであるし演劇ファンとしての自分の原点だと感じている。内容に全部共感するわけではないし、観ていてもっと楽しいと感じる作品は他にこの世に沢山あるとも思うけれども、それでも何故か好きだし自分自身の何かをリセットする為に出来れば春に一度は観たい作品。あの長台詞を上手い具合に吐いてる役者を観ているだけでスカッとするし。

 とはいえまだまだ熱海初心者なので、どこが“CROSS OVER45”かと言われると…中盤の滅茶苦茶なところか!?今日は特にスベっていたようで「この空気は…やばい!!!」と演者全員でワタワタしている姿は個人的には見ていて楽しかった。いわゆるアイドル上がりや芸人を起用していたのはこのサブタイトルがないと実現し得なかったことなのかもしれない。私がこの作品を演劇ファンとしての原点的立ち位置に据えているように、この作品を通してそういう演劇ファンが増えればいいなとぼんやり思う。演劇って面白いから。

 ブチギレてからの熊田さんはかなり木村伝兵衛と同じ熱量でいられていた気がするけれども、メインキャストはもっと木村伝兵衛に熱くぶつかればいいのにと感じた。無闇矢鱈と味方伝兵衛上げをしたいわけではないのだけれど、味方くんには既に全力でぶつかってもびくともしないくらいの役者としての度量があると感じたのでそこは残念。バチバチにやり合ってこその熱海だと思うし。しかし人の心のすれ違いの物語であるので、どこかその舞台上の実力差とリンクしているようにも見え…演劇って面白い!石田さんの関西弁に吹っ切れてからの勢いは流石に演劇に限らず漫才も含めて舞台に立ち慣れているだけある。序盤はもう圧倒的に味方!!!味方しか上手くないと言っても過言では無い!!!!!くらいの印象で、正直東京まで出てくるほどではなかったかなと思いながら観てたのだけれどみんなグングン盛り返してきて嬉しかった。

 「犯人たる犯人であれ」という大山の仕立て上げ、「役者たる役者であれ」という先輩役者味方伝兵衛(と石田留吉)からの扱きにも思えてくる。実際終わりに向かうにつれて匠海くんの大山金太郎としての精度が高まっていて、そこに役として存在することが自然過ぎるほどに自然に、金ちゃんとアイちゃんとして熱海で海を眺める2人が見えた瞬間があった。そこだけものすごく稽古を積んだのか、それぞれの中で演技がノッてくる瞬間があったのか気になるところ。匠海くん演じる金ちゃんの裁判所での「海が見たい」を本人の最高潮に持ってきた時、かなり興奮した。匠海くんの演じる金ちゃん、正直あんな田舎者いないとしか思えなくて。正確に言えばいるかもしれないけども、少なくとも離島生まれの、原宿に水筒下げて弁当持って行くほどの卑しさが滲み出るほどの貧しさは感じ取れない。気軽に車で行ける範囲にイオンがある、それこそ“三流の”最近の若者めいた田舎者にしか見えなかった。スマホでそこそこのエンターテイメントは享受出来ていそうな、所謂“ネオヤンキー”みたいな風情。アドリブだろう共演者からの「お前は聞いてるふりしてるけど聞いてない!」という叱責からもわかるように金ちゃんにはもっと泥臭くいて欲しいのに、どこか食らいつこうという姿勢は見えるものの目の前の芝居に真剣に向き合えていないような、本人が己の格好良さを持て余しているように見えたけれども「海が見たい」はすごく真に迫った台詞に感じ、とても良かった。

 今回の公演を観て改めて板の上に立っている味方くんが好きだと思った。公演終盤に差し掛かってもこの熱海で初日といくらも変わらないであろう張りのある声を出せる喉にも惚れ直すけれども、それ以上に燻る紫煙の先に見る味方良介の冷たく人を射るような目線を放つ彼が好きだ。板の上でりんと立つ、目線を配らせ、言葉を発する。それだけであのホールの静寂を支配出来る役者である彼が好き。板の上で燃えるような、そんな彼の熱い魂が好き。板に立っていると特別格好良い人だ。前述の通り私が初めて観た木村伝兵衛は錦織一清なので、彼が年を取ってもシンとした紀伊国屋ホールを板の上から掌握する彼の木村伝兵衛が観たいものだなと思う。

【本日の現場】舞台「文豪とストレイドッグス」

2018年1月12日 昼公演 @森ノ宮ピロティホール

 ただただ多和田くんが観たくてチケットを取った。チケット外れたらまぁ行かなくてもいいや〜、くらいの心算で最速先行申し込んだら意外とサクッと当たったので驚いたけど、よく考えたら冬休みでもなんでもない平日の昼公演だった。同行者に言われて気付いた。かなり抜けてる。当たってから同行者に「来るでしょ?」とか抜かした。来てくれた。いい友人を持ちました。相変わらず計画性に難があるが金曜日だったし、結果的にはいい息抜きになったのでチケット取ってよかった。

 初めて原作未読の2.5次元作品を観たと思い込んでたけれど、これに関してもよく考えれば「NARUTO」も「テニスの王子様」も原作を読んだことがなかった。しかし流石にNARUTOテニプリも日本で普通に生きていればナルトっていう金髪で忍者見習いの男の子が主人公だとか、テニス漫画だけどボールが消えたり燃えたりしたりしなかったりするとかそういうレベルの知識はつくものなので、完全にまっさらな状態で観たのは初めて。意図的にそうしたところもあったとはいえ理解出来なかったり楽しめなかったらどうしようかと直前まで不安に思っていたけれど幕が上がってみれば面白いし、わかりやすいし、とても楽しめた。あの客層にぶつける演劇としては満点だったのではないだろうか。「文スト」の客層、語弊を恐れないで言えば基本的には演劇とは交わらない層だと思うし、実際目の前の座席のふたり連れの女の子が公演中に何度かヒソヒソ話していたのも見たけれども、異能力バトルを身体表現で表現する演劇らしさが普段演劇を観ている人間としては楽しくて、そしてその組み合わせのギャップが普段演劇と交わらない人にとっては“2.5次元らしく”て楽しかったのではないかと思う。観劇ってお金がかかるだけで崇高な趣味とかではないわけだし、気軽に観てねという意味での乱歩くんの客席降り(舞台から降りてきたわけではなく開演時間と同時くらいにわりと突然客席に現れたので客席降りというかもはや降臨…)台詞「現代演劇ってのは堅苦しいね、歌舞伎なんかは客席で飲み食いしていいのに」なのかもしれない。原作ファンではない上に“2.5次元”は演劇にとって演劇をもっと自由なものにしてくれるカウンターカルチャー的な存在だと考えているので、台詞においてのみ言えばこれが一番グッときた。こういうことをこの場で言わせるセンスよ。

 立ち絵みたいにキャラクターがキャラクターとして見得を切る場面が複数回あり、それが中屋敷さんらしいと思った。すごく人なつこいというか、少なくとも出演俳優のことは心の底から大好きな人間だと思うので、「みてみて!この人めちゃくちゃかっこいいでしょ!」というのを見せられている気がしてどこか微笑ましさすらあった。見ただけではもちろんそんな雰囲気なくバシッと決まってかっこいいのですが、演出家のオタクなので…。そして当たり前の事実を敢えて言うけれども多和田くんがかっこいい。立ってるだけでかっこいいし、トレンチコートを靡かせる姿は世界が恋してもおかしくないレベルのかっこよさ。文ステを見てしまったら最後、多和田くんの見目を褒めることしか出来なくなる。そしてあのスタイルと顔面の良さで腹の中を明かさないおちゃらけたキャラクターを演じているのがたまらないので多和田くんをあのキャラクターにキャスティングした人間は天才。

 橋本くんは感情の爆発のさせ方が上手い。一蹴りで感情の最大値まで飛んでいってしまうイメージ。感情の瞬発力といえばいいのだろうか。ハイステでは常にハイなキャラクターを演じていたので気付かなかったが、この瞬発力は彼の長所だと思う。

 正直、特にアンサンブルとの連携面で練習不足を感じて面白かっただけに残念だと感じたり、面白かったので構わないがデートの場面のダンスシーンが謎だったりもしたのだけれど、観たかったものは観られたので満足。

【本日の現場】ミュージカル「テニスの王子様」3rdシーズン 青学VS比嘉

2017年12月21日〜2018年2月18日 計16公演 @TDCホール,メルパルク大阪

 終わった。終わってしまった。最後の公演は本当にあっという間で、2時間15分、体感時間は30分くらい。本当に。気付いたら立海日替わりだったし、気付いたらリユニオンが始まってた感覚。あっという間だったからこそ全然終わった実感がなくて、あまりメソメソしたくないと思っていたこともあり清々しく終わりの余韻を楽しんでいたのだけれど、3回寝て起きたあたりからじわりじわりと「もう今日は公演ないんだ」と気付いてしまっては忍び寄る寂しさに襲われている。凱旋が始まってしまったら9代目青春学園の卒業に関することばかり書いてしまいそうだったので、本当は比嘉戦がいかに素晴らしいかを凱旋を迎えるまでに書き残しておきたかったけど結局凱旋が始まってしまったし、凱旋公演に通いだしてからは怒涛の1週間だった。計画性が皆無だったために地方公演に全く行けなかったし大阪公演も入ろうと思えばもっと公演に入ることも出来たけど、大千穐楽の挨拶を聞いて意外と42公演しかなかったと知って全然実感がないが公演の三分の一以上観ていることが判明したし、恐らくこれ以上観ていたら飽きてしまうギリギリのラインだったと感じるので、大阪公演をセーブしたのは正解だったはず。オタクである前に演劇ファンでいたいという気持ちがあるので、どれだけ好きな人を見る機会を作れるかというよりもいかに自分がベストテンションで観られるかという基準で観劇するスケジュールを決めることはこれからも大事にしていきたい。マチソワはできるだけしないとかも含めて。合間に地方公演挟むのはやって良かったとおもうけど、それに関しては本当に計画性がなかっただけなので反省。

 特に毎日のように通っていた大阪公演の時に感じていたことだけれども、比嘉公演でなかったらここまで回数重ねられなかったとしみじみと感じながら劇場に通っていた。このカンパニーが大好きとかそういう理由もあるけど、エンタテインメントコンテンツとして造りがすごくよかった。原作モノだし仕方ないところはあるものの複数回繰り返し観るという点においては、特に前回の関東立海戦なんかは特に青学がかなりギリギリ競り勝ったという試合展開だったしいかに己自身に打ち勝つかみたいな試合が多かっただけに複数回観るのはしんどかっただろうと思う。比嘉戦は緩急が絶妙で、ちょうど緊張感が保てなくなるくらいの絶妙なタイミングで曲が始まるし休憩に入る。全編通してベストテンションで観られた印象。

 今回も楽曲がよかった。比嘉戦はジャンルごった煮感があったのでその点でも2時間15分の間で変化があって楽しい。「バイキング2018」はアイドル楽曲大賞2018に投票したい。超超かわいい。吉澤くんが歌う時の発声、正直ミュージカル俳優としてはどうかと思うくらい喉から発声しているように聞こえるのだけれど、“俺だけのカッコイイ立ち姿”と歌うのにはドンピシャにマッチする歌声。観ているこちらの気分は幼稚園のお遊戯会で息子を見守るママ。客席に甲斐くんのママが爆誕した。その鼻にかかったような甘さを持つ未熟な歌声が相まって、甲斐くんは善悪の区別がつかないまま周りに流されて比嘉の“どんな手段も平気さ”というたいへんな倫理観に染まってしまった自我が赤ちゃんの中学生という印象を受けた。吉澤くんのすごいところはこの発声でもほとんど喉を潰さずに42公演やってのけたこと。凱旋公演で久しぶりに観た時はさすがに声の伸びが少し弱くなってたものの、毎公演喉が強いなと感心していた。

「ダークホース2018」はレイヤーとしては沖縄民謡、ヒップホップ、EDMが重なっているイメージ。初日を観た後に「ダークホース2012」も聴いてみたけれども、こちらはヒップホップ的なブラックミュージック感が強い印象を受けた。こっちの方が強そうではある。アイドルオタクなので聴いていて楽しいのは2018バージョンかな。一部の人にしか伝わらない表記だけれども「ダークホース(updated)」という感じが耳に心地よい。沖縄、ワルのイメージからヒップホップ、からのEDMアレンジに変化したのが面白い。

 比嘉通い特に終盤はかなり立海曲「エンブレム(仮)」を楽しみにしていた。真田くんのダンスが体重の重さを感じて好き。筋肉の重さの波動を感じるんだよ…立海は考えるな感じろ……。

 そしてこの公演のMVPがいるとすればそれは間違いなく菊丸役の永田くんだ。大阪公演の休演日明けに、間の取り方が走っているように感じた時はかなりヒヤっとしたけれどもすぐに持ち直したのをみてこんなに出来る役者だっただろうかと感じた。正直その瞬間までそこまで注意を払ってみていなかった存在だったので公演を重ねるごとに増す存在感にも驚いた。一日のうちでも昼公演と夜公演で全く違うニュアンスで同じ台詞を放つので驚きつつ、板の上で生きるとするならばかなり魅力的な役者に化けたと思う。コロコロ変わるその感情表現は全て考えてのことだろうと思っていたがブログを読む限りは少々違っていて、役者のタイプとして思考型/憑依型があるとしたらそのどちらにも当てはまらないような、バックボーンを詰めてあとはその場の感情任せというのは結構リスキーな試みにも感じるのが、意図的にコントロール出来るとなれば彼は相当面白い役者だ。

 比嘉戦大千穐楽が終わって2日くらい経って生ける屍と化してしまった後は兎に角テニミュに接していないと安心できないような気持ちで、六角戦のDVDを観ていたりしたのだけれど、今見返すとかなり仁愛は声カッスカスだし、牧島くんに関しても今より(あくまでも今よりも!)演技が上手くなくて、驚いた。比嘉の仁愛の声は未来を見通せるように澄んだ少年の声だったから。それと同時に運命を信じた。仁愛の声変わりの完成を比嘉大千穐楽に、青学9代目卒業に合わせてくれた神さまありがとう。そして立海戦の「待っててくれ桃城」が響いた私は間違ってなかったなあ。

 凱旋で追加された9代目卒業バラード、言い方が悪いかもしれないけどこういうのって端役からメインキャラにバトン渡されがちなイメージを持っていた。歌割りに敏感な繊細オタクなので歌い出しが不二くんであることに驚いたし、その後に続くのが海堂、越前なのにもかなり驚いた。でもこれがなんだか9代目らしいような微笑ましさ。嬉しかった。牧島くんの声色が明らかに海堂くんとは違った色を持つ優しいもので、初回から泣いた。9代目の絆を歌ったものであり、牧島くんと海堂くんの友情を歌ったものなんだと思って泣いた。原作のあるキャラクターを演じることはある種の難しさがあるけれど、彼の中に確固たる海堂薫像が形成された時の流れを思った。その眩しさといったら。

 ただただ楽しかったので「WE ARE ALLWAYS TOGETER」がアンコール曲として選ばれた意味を凱旋まで考えたことがなかったけれども、凱旋公演が始まって、青学バラードが直前に差し込まれて、やっと気付いた。あれは9代目青学の軽やかさの象徴だ。7代目の始まりの曲であったこの楽曲の“行くぜ繋ぐ絆はテニスで決まり”、インターネットをしていると9代目は7代目と比べて仲が良くないなどと言われていることは知っていたが個人的には友達のようなという意味での仲の良さがあるか否かはカンパニーとしてどちらであっても問題ないと思っているし仲が良くないとも感じないけれども、個々で仲が良くても全体としての繋がりというか全員で何かをやろうとは計画しないドライさは確かに感じていて、しかしそんなマイペースな9代目をこれからも繋ぐのはテニスであって、そんな絆もアリだと私は思う。まぁわたしは9代目のことしか知らないのだが、7代目にとってはテニスで仲を深めていく心意気を示した楽曲で、9代目がこれまで深めた絆をテニスで繋ぎながらも各々自由に外に羽ばたかんとする姿を示したのを観た後、巡り合わせの妙を感じた。すっごく彼ららしくて、くわえて私はそんな9代目青学がだいすきだ。

 そんな9代目の中心にいた仁愛には新緑のような、青い未来のにおいを濃く感じる。実力も伴わないうちから帝国劇場のセンターに据えられてしまいそうなスター性だけれどもそんなもの背負わずにずっと5月のような軽やかさで生きてほしい。軽やかに生きてきてくれたからこそ出会えたひとだから。越前リョーマとしてTDCに立ってくれてありがとうと思う。これはオタクのエゴだけれども彼の思い詰めた素顔を知るのは9代目青春学園だけであって欲しい。そして彼の越前リョーマとして続く道のりがこれからずっと明るくありますようにと願うばかりだ。

 またコートで会おうね。(コールの為に前に出てくる度に客席がワッと沸いて温度が上がる、そんな信頼関係を築くことが出来る要くんが佐伯虎次郎役で本当によかった!)