正しい偶像理論

見とめたもの全て記録したい

Hello! Project 2017 WINTER

Hello! Project 2017 WINTER ~ Crystal Clear ~ 2017年2月18日昼公演/Hello! Project 2017 WINTER〜 Kaleidoscope 〜 2017年2月19日

 よかったところをかいつまんで好きに書く

 オープニングで嗣永さんがセンターに来て、「スッペシャルジェネレ〜ション」冒頭の煽りしているのを観て震えるくらいに感動した。しかしあんなに彼女を美しく送り出そうとするハロコンを観ても彼女がアイドル以外の存在になるというのがいまいち、わからないでいる。

 やっぱりわたしは様々なかわいいかわいい女の子たちの中で、格別にJuice=Juiceが好きで、そのだいすきという感情と、更にその5人がみんな歌がうまくて、かわいいということが震えるくらいにうれしい。みかんでJuice=Juiceが「せーのっ」ピョンッて5人で一緒に段差降りてたのなんて、可愛くて愛おしくて仕方なかった。贔屓目なのは承知の上だけど、℃-uteが抜けた今、体制を変えずに“グループとして”ライブに挑んできたキャリアはハロプロ内で一番長いわけで、ライブへの“慣れ”を感じたし、そこは誇りにしていていくべきだと思った。

 しかしハロコンに来て気になるのはやはりニューフェイスで、つばきファクトリー「初恋サンライズ」は隣がジャンプしてビクッとなるまでがセットで楽しい。2回目のサンライズに慣れない。いい楽曲もらってデビューしたね。おめでとう。希空ちゃんに不思議な魅力があるなと思っている。

 そしてなんといっても!今回のハロコンで一番魅力的だったシャッフルソングは「バラライカ」!!!牧野梁川小川谷本小野っていうドストライクきら☆レボ世代でのきら☆レボ楽曲に挑戦したハロプロ新世代の頼もしさを感じた。この選曲の何がアツいかって時代が時代ならば絶対にまりあんらぶりんさんが月島きらりを務めていただとうという確信を感じることが出来ること。牧野さんは本当に頼もしい。

 頼もしさといえばこぶしもめちゃくちゃ頼もしくてよかった。アルバム曲すごくよい。

「あんステ」にみる高次元のIDOL表現を可能にしたマンガ表現のない2.5次元演劇

2017年1月25日 1月27日「あんさんぶるスターズ!on stage 〜Take your marks!〜」

 「2.5次元舞台」という興行をする意義が「演劇」というものにとって、既存のものを破壊する、カウンターカルチャーのような文化として存在あるいは成長してきたのだとしたら、『あんステ』は持ち得る意義が圧倒的に弱いが、しかしその源流に限りなく近い。キャラクターが目の前にいて、キャラクター然としているという2次元キャラクターの立体化そのものの喜びだけで成立しているといっても過言じゃなかった。

 「あんさんぶるスターズ」はゲームシステムの性質上、モブはモブとしても登場しない。「立ち絵」が存在するのは登場キャラクターのみだ。“転校生”をモブとすることは可能だが、「あんステ」はどちらかというと(客席降り時のファンサービスにおいてはモブという扱いだった)観客はすべからく“お客さま”という立場だった。モブが登場せずに、“味方”と“敵”のみで物語が進行していく形式と、好きなキャラクターが目の前にいる喜びが最大化された「あんステ」は、なんだかヒーローショーを観ているようだった。ちなみにfineはヒーローというよりはプリキュアショーみたいに思えて面白かった。fineは特に心配していた要素だったのだが、安井くんは人類が再現し得る限りの“日々樹渉”を見せてくれたし、前山くんのゾッとするような間の取り方や“皇帝”天祥院英智に説得力を持たせる歌声はお見事と言わざるを得なかった。

 私が2.5次元舞台を好きなのは、“マンガ的”不可能を可能にする時、今までに考えつかなかったような手法と、あえて今までにやらなかった手法を使ってみせるチャレンジ精神、演劇の破壊と立ち戻りを一気にやってのけるパワフルさがあるからだ。“マンガ”を演ることは器であると信じたい。しかし、2.5次元の源流ともいえる 好きなキャラクターが目の前に存在する喜び無しに「2.5次元舞台」は存在し得ないことも事実だ。それを追求することを演劇行為としてなにかより下等なものであるように見るようなことはあってはならないのだ。また、この作品が 好きなキャラクターが目の前に存在する喜びの効果が特にあるものだったからこそ、最高に優良な接触現場だったことは間違いない。役としてアイドルが目の前に存在している限り、その裏を心配しなくてよいというのは至極心地がよかった。「あんさんぶるスターズ!」のキャラクターが、ファンが目の前にいてくれて嬉しいという顔をしてくれたとき、猛烈に喜びを感じたし、ときめいた。「アイドルライブ」ではなく「演劇」としてそれをしている限り、中の人がどう思っていようが目に見える形でその表情がある時点でキャラクターの感情に裏はないからだ。アイドルとファンの間に変な駆け引きがないのは接触現場としては最高の魅力だった。

 「あんさんぶるスターズ!」は一応「アイドル養成学園の青春物語」という設定なので、ぶっ飛んだ言動は多少あれど、2次元作品を演劇化するにあたって難所になるような “マンガ的”不可能が、ほとんど存在しない。キャラクターっぽいキメの動きを再現しないとなると、何度も言うがキャラクターがキャラクター然としていることが「あんステ」の2.5次元演劇たらしめるための要項になる。“マンガ的”不可能を抜きにしたキャラクター表現はそのキャラクターをそれたらしめる概念の集合体のような存在に思えて、目の前にいる“実在”しているはずなのに、むしろキャラクターの概念化が進んだのは面白かった。キャストは若手の俳優ばかりなので本業のアイドルに比べて歌やダンスが稚拙ではあったが、概念化された人間が舞台上で輝く様は、“アイドル(=idol:偶像的存在)”のようだったし、忘れかけていた本来アイドルに持つべき心の高鳴りを思い出した気がして嬉しかった。「あんステ」は、本業のアイドルでは表現し得ない、というか俳優がアイドルを演じるからこそ可能になる、より高次元のidol表現を可能にした高度なシステムだった。

きみのウインクは星を生むよ

 「ABC座2016 応援屋OH&YEAH!!」を観た。ごせきくんを好きなことをやめたい気持ちでいっぱいになってかなしい。ずーっとくやしくて、かなしい。

 この作品は私にとって、ABC座の中でも特に大切な作品だった。ごせきくんの殺陣とダンスが評価されてるんだと確信出来たものだったから。「株式会社応援屋」を“応援屋”足らしめているのは「応援」という行為で、物語のキーとして2つの応援行為がされている。ひとつめは株式会社応援屋の社長への応援、そしてもうひとつ、CATANAと戦う黒丸桂馬への応援だ。このふたつの要素なしにこの物語は成立し得ない。黒丸桂馬と将棋ロボCATANAの対戦は将棋駒を人に見立ててダンスと殺陣で表現される。黒丸桂馬が黒丸桂馬なのは「桂馬の桂馬が桂馬で大手」の布石だったのが素晴らしいだとかそんな話をしたかったのにここでそれが出来ないのは悲しいことだ。それはさておき、ダンスに関しては周知の事実だが、実はごせきくんは殺陣も上手い。殺陣師に「初めて私の思い描いた動きをしてくれた人だ(意訳)」と言わしめたほどだ。物語のキーになるCATANA戦で、ごせきくんが評価されていて、私も彼のそれが大好きな、ダンスと殺陣で舞台の上で活躍しているのを日生劇場で観て嬉しくて泣いてた。だからABC座2016は私にとってすごくすごく特別で大好きな作品だった。ABC座2015でごせきくんがセンターで「LETS SING A SONG」を踊っていて、それを泣きながら観てその後に「ごせきくんがセンターで踊るのなんてこれが最後かもしれない」って友達に訴えてた翌年のことだったから尚更だった。

 それなのに、メドレーの途中で大声の奇声が発せられていたり、ファンサービスなのはわかるけど曲の途中で汗を拭いていたり、どうしても許せない行為が目立つ。たぶんコンサートならいつものことだって許せたけど、日生劇場だし、うちわも初演と違って禁止されている。ショーとしての時間だから、おかしいと思う。そういうことが気になると、日頃から不満に思っていたことがバクハツして耐えられなくなった。メンバーがソロ活動に勤しんでいる間 コンサートの振り付けを全編任されていること(オファーがないからしょうがないとかそんなのは知らない。はたからみててかなしくてくやしい。ごせきくんが振り付けしているのが不満なんじゃなくて、その間他のメンバーはファンの前で仕事してるってのがむかつく。前のコンサートの注意事項をお知らせする動画、みんな外部舞台の衣装着て小ネタしてたのに、外部舞台してないからごせきくんだけえびちゃんずーの衣装でやってたのだって観てて悔しかった。)、そういう事情の中作られた振り付けを茶化したような振りに変えられること(せっかくごせきくんが振り付けしてもちゃんと踊れない、踊られない。くやしい。こんなふうに踊るならいっそのこと…と思っていつもモヤモヤする。動きが大きいので目につくしムカムカする。それも個性かなって思いたかったけどやっぱ無理だったなーーー!!!)、歌割が少ないこと、その為に映像だと抜かれにくいこと、映像で抜かれないと大好きな彼のダンスも観られないこと。やっぱり不満だなって思って、グループで活動しているのを観るのがしんどくて、次こそは我慢しよう我慢しようってムカムカする度に思ってたけどやってられないかもしれないとついに思ってしまった。ごせきくんを好きなことまでやめられたらいいのにって思ってしまった。ごせきくんのワンモアキスのワンモアキスのところの踊り方が大好きだし、ごせきくんの血振りは世界一だって今でも思っているし、ごせきくんのウインクは星が生まれるんだって思ってるけど、そんな嬉しい感情をかなぐり捨てたいくらい、大好きの気持ちを上回るくらい、A.B.C-Zが嫌いだって思う。やめたい。もしくは、ごせきくんがA.B.C-Zをやめたらいいのになぁ。

シェイクスピア物語〜真実の愛〜

2017年1月21日 昼公演 2017年1月22日 昼公演 @梅田芸術劇場

 この興行を演った意味を私は見い出せていないのだが、相変わらず殺陣をする五関くんはちょーかっこよかった。こんなに豪華なキャストを集められるのならば、普通に、普通のシェイクスピアが書いた作品を演った方が10倍はよいものになった気がする。悪くはなかったけど、それだけというのが正直な感想。五関くんはああいうキャラクターを外部舞台でもらいがちなのでもう少し役の幅が広がると良いなと思う。